JAZZ SELECTION
JAZZ ジャイアント(上級者向け)
ジャズ史に輝く巨匠たちがどのようにメロディやコードを自分のスタイルに取り込んでいるのか、決められたコード進行からいかにリリカルなアドリブフレーズをつむぎだしているのかを研究しながら、憧れの名曲にチャレンジしてみましょう。
ジャズジャイアントの楽曲は、すべて上級者の方向けの楽曲となっています。
データの
種類
タイトル / アーティスト
商品
価格
アレンジ | ピアノトリオ | |
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楽曲の紹介 | 映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニの代表曲で同名のアメリカ映画の主題歌ですが、ジャズスタンダードとしても大変有名で多くのミュージシャンに取り上げられています。今回は4ビートのアレンジですが、このほかにもボサノバやバラードなど様々なリズムのアレンジがありますので、聴き比べてみるのも興味深いですよ。 | |
演奏の ポイント |
タッチに注意して軽やかで小粋なムードを大切に演奏しましょう。冒頭部はところどころに2拍3連のリズムが混在していますので、ベースラインをよく聴いてください。シンコペーションが多く出てきますので、苦手な方は単音でよく練習してリズムをつかんでから弾くといいでしょう。 |
アレンジ | ピアノトリオ | |
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楽曲の紹介 | ジャズピアニスト、ビル・エバンスの同名のアルバムに収められたこの曲は、エリック・サティの小品を思わせるようなロマンティックなピアノの旋律で始まります。ジャズファンのみならず、多くのピアノファンの心を惹きつけて離さない名曲です。Debbyとはエバンスの姪っ子の名前だとか。 | |
演奏の ポイント |
冒頭部分はタッチに注意して美しい音色を意識してください。4ビートになったあたりからはかなり難易度が高いですが、まず左手を完全に弾けるようにしてから右手を乗せると覚えやすいと思います。足でビートを踏みながら演奏するなど、リズムを特に意識して演奏するとジャズらしさが演出できるでしょう。 |
アレンジ | ピアノトリオ | |
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楽曲の紹介 | 1954年のエロール・ガーナーの作品です。ピアノの魅力を存分に引き出したエレガントでゴージャスなスタイルは、誰もが一度はトライしてみたいものではないでしょうか。ガーナーが飛行機の窓から見える霧にインスパイアされ、機中で作曲したと言われています。発表された当初はピアノ曲としてレコーディングされましたが、後に歌詞がつけられ多くのシンガーにも愛されるようになりました。ストリングスによるアレンジも良く耳にしますね。 | |
演奏の ポイント |
ゆったりとしたムードを演出できるように、肩のちからを抜いて柔らかい雰囲気を意識しましょう。全体的に和音が多いので、ともすると重厚になりすぎてしまいますから、左手の音量には細心の注意を払ってください。一部かなり難易度の高い部分がありますが、丹念に練習して是非弾きこなしてみてください。 |
アレンジ | ピアノトリオ | |
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楽曲の紹介 | ネッド・ワシントン作詞、ビクター・ヤング作曲、1949年映画「マイ・フーリッシュ・ハート」の主題歌です。様々なミュージシャンに取り上げられ、ビリー・エクスタイン、ジミー・スコットなどボーカルもののヒットも数多くありますが、今回はピアニスト、ビル・エバンスのアルバム「ワルツ・フォー・デビイ」の中に収録されたアレンジでお届けします。エバンス独特のしっとりとした大人のムードをお楽しみください。 | |
演奏の ポイント |
スロー・バラードはともすると急ぎがちな演奏になりやすいので、テンポキープに気を配って、音符が前に倒れないように注意してください。ピアノパート以外のベースやドラムのフレーズを良く聴いて、自分が弾いていないところも気を抜かないのがポイントです。また、抑制された美しさがこの曲の持ち味です、渋くキメてみましょう。 |
アレンジ | ピアノトリオ | |
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楽曲の紹介 | ピアニスト、ボビー・ティモンズの作曲です。元々は1958年に録音されたアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの同名のアルバムのために書かれた曲で、こちらの演奏が有名ですが、ティモンズ自身のトリオでも1960年にアルバム「THIS HERE」を録音しています。今回は60年の作品を元にアレンジしてありますので、ピアノトリオ版をお楽しみください。 | |
演奏の ポイント |
冒頭の有名なテーマは、ほとんど聴こえないくらいの大きさで演奏されている「ゴーストノート」がリズムを引き締める大切な役割をしています。意識して弾いてください。全体的に拍の裏に気持ちを置くようなつもりで演奏すると、特有の粘り気のあるグルーブが再現できます。是非マスターして渋く決めてみてください。 |